地域の教育

近年、「地域社会の教育力向上を」といわれることが多くなってきました。核家族化が進み、孤立しがちな親の元で育つ子供たち。家庭だけではなく、学級崩壊や教員の鬱など、学校自体も様々な課題を抱えるようになってきています。
一昔前の日本は村単位の横のつながりが生きていた社会でした。人と人のつながりが濃厚な社会で育っていた昔の子供たちは家族だけでなく、地域に育てられていたようなものでした。親も子も孤立することなく、学校は地域の目に見守られていた社会。今、そんな地域社会と教育の関係が再評価されるべき時に来ているのかもしれません。
「地域社会の教育力」、あるいは「地域と連携した学校作り」などといっても具体的に何を目指したらいいのでしょうか。ここでは、地域と学校の関わり方、地域と学校システムの連携の可能性などを色々な方面から見てみたいと思います。また、地域の中の学校を考える上で、それぞれの地域色を無視することはできません。その地域の生活環境や保護者の事情を反映し、教育や学校に違いが見られるのも現代の特徴ですので、地域間の違いにも触れてみたいと思います。